サビキで鯵を釣って刺身にしたい時にやる事
今回自分が納得の行く鯵の刺身が出来たので、忘れないうちにやり方をメモしておきます。採算度外視でやってるので、こんなに手間かけられないよみたいな話は全然あると思いますので参考程度にしてください。
釣りに行く前に用意するもの
必須のもの
- アジが暴れてくっさい海水まき散らしても誰も文句を言わない水回り
- 出刃包丁、柳刃包丁(万能包丁でも良いけど片刃になっていると良い)
- 活かしバケツ(フタがジッパーになっていて魚を閉じ込めたまま海に放置出来るようなやつ)
- 電池式エアーポンプ(単一乾電池2個使うくらいのやつ)
- 千枚通し
- サビキ釣りに必要なもの一式(調べたら出てくる)
- 大量のキッチンペーパー
- 平たくて大きい皿
あれば良いもの
やり方
生きたアジを手に入れる
- これが無いと始まらない、干満潮よりマヅメ時に行くのが鉄則。マヅメ時が一番大きいのが釣れる。
- 仕掛けを用意して海に投入したら活かしバケツに海水を汲む。釣れたアジを下ろすために汲んだ海水で地面を少し濡らす。
- アジが釣れたら濡らした地面に置き、出来るだけ素早く針から外し活かしバケツにいれる。活かしバケツはすぐ酸素が無くなり、アジの粘液でエアーポンプも泡だらけになってしまうので、バケツのロープを近くの船留めなどに結びつけて、バケツごと海に入れておく。
2. 持って帰る
持って帰るときにバケツの中の海水を入れ替える。車の振動で溢れない程度に目一杯活かしバケツに海水を入れ、活かしバケツにエアーポンプを付けて持って帰る。
3. 締める
- 血抜き用に水を張った洗い桶を用意する。
- 水回りまで活かしバケツを持って来て取り出す(トゲにビビらずに全体をムンズと掴むのがコツ)。
- アジの左右に3本ずつある鰓のうち、片側2本をキッチンバサミで切って洗い桶に入れて血抜きをする。
- 血がある程度出たら人間と同じく血が固まって止血するので、反対側の鰓2本を切ってまた血を抜く。
- ある程度血が抜けたらエラ蓋の延長線上にある脳天辺りを千枚通しで突いて脳天締めをする。
4. 捌く
- 片側から出刃包丁を入れて内臓を傷つけないように胸鰭と腹びれを結んだ線に切れ込みを入れていく。
- 反対側も同じように切れ込みを入れていく。
- 背骨を断って頭と内臓を取り出す。
- 面倒だったら一気に胸鰭と腹びれを結ぶ線で一気にストンと頭を落として内臓を掻き出す。
- 鯵の肛門に刃を入れて、腹を切って行く。
- 指や使い古した歯ブラシを使って水で流しながら残った内臓や腹の汚れを落としていく。
5. 寝かせる
- キッチンペーパーで鯵の水気をよく切り、内臓があったところに小さく切って折り丸めたキッチンペーパーを入れたあと、別のキッチンペーパーで鯵全体を包む。
- 包んだ鯵を、キッチンペーパーを敷いた平たい皿に置いていく。
- ラップをして冷蔵庫で2, 3日置く。
6. 卸す
- 冷蔵庫から鯵を取り出し、柳刃包丁で三枚に卸す。
- 腹骨をすく。
- ゆっくり焦らず落ち着いて背側の頭に近い方から指で皮をつまみ、剥いていく。
- 斜めに飾り包丁を入れて気持ち程度の骨切りをして好きな大きさに切って刺し身にする。
- 出来上がり!
感想
忘れないうちに言語化してきたかったんで急いで書きました。しかし見直してみるとめちゃめちゃ工程があって、自分でも初見でこの工程見たら「うっわ面倒くさそう。そこまでして食べたくはないかな……」みたいに思ってしまいそうです(というか思った)。
活け締めって手間がかかるからこそ相応の値段がするものだし、かかった時間とか時給で換算するとエラいことになるので、今の海鮮ものの値段はかなり企業努力してるんだなというのがよく分かりますね。