Fediverseと私と

はじめに

この記事はFediverse (3) Advent Calendar 2020の12日目の記事です。
昨日はテルミナさんの

【「Fediverse Advent Calendar 2020」特別寄稿】特定の思想信条を主題とするコミュニティを運営するに当たって: Telmina's Diary

でした。
本当は就職を機に、仕事でも使っているAWSの勉強がてらそれっぽく構築し直してサーバーのお引越しでもしようかと思ったんですけど、新居に人が転がりこんできてメチャクチャワチャワチャしてたのでこの計画はポシャってしまいました。また来年に期待ですね。何も無いのもアレなんで、ザッと思い出話でも書いて今日の記事とさせていただきます。

Mastodonを始めたきっかけ

知る以前

元々私はTwitterに勤しむ傍ら、今は亡きApp.netでもささやかながら活動していました。「Twitter落ちてる〜」とか友人と会話したりとかそういう他愛のない事しか言ってないですけどね。
そのApp.netが サ終すると聞いた時は悲しかったのですが、当時学生でクレカも無かったので特に御布施とかも出来ず、ただ見送るだけでした。 当時のTwitter機械的なアカウント凍結を投入し始めてTLが紛糾したりしていたので、そのままTwitter一本でやっていく覚悟は私には無く、App.netの代替を探してアレコレ情報交換をして、当時出来たてホヤホヤでまだそんなにお行儀が悪くなかったGab.aiにアカウントを作ったり、pnut.ioに招待してもらったり、XMPPのサーバーに訪れたりしていました。

出会い、そしてドハマリ

そうして曖昧にやってきていたTwitter以外のSNS(Twitter社自身はSNSではないと言っていますがまぁソーシャルなネットワークを提供してるサービスだしぶっちゃけSNSで良くない?)ですが、第何次かの機械凍結祭りの時にふと「Twitterの代替!mstdn.jpとは何なのか?(記憶が朧げ)」みたいな記事を見かけ、Mastodonに興味を持ちます。
まず最初にmstdn.jpに訪れたのですが、登録制限がかかっており、入れなかったのでpawoo.netにアカウントを作ったと記憶しています。しかしLTLもFTLもすさまじい流速で、速読も出来ない私では到底追い付かず、コミュニケーションすら取れませんでした。その後何かのきっかけでmastodon.cloudを知り、以後私はクラウド女学院生としてフランス国旗に敬意を払いながら「寝マストドンしますわよ」などとのたまって遊んでいました。それから数ヶ月経つと、受験だったり新居への引越しだったりで、しばらくMastodonとは縁遠い日々が続きました。

別れと出会い

ある日ふと思い出して今までと同じくmastodon.cloudにアクセスしてみると、定期的に謎の500エラーが出ていたり、TLの更新がカクカクしてたりと、およそ正常にサービスを続けられているとは言い難い状況でした。自分の頭の中では脳内会議が始まります。
「どうして正常にサービスが受けられないんだ?」
ソースコードは公開されているしセルフホストすればいいのでは?」
「しかし自分はまだ学生でクレカも家庭で禁じられているし、Railsも分からない、技術的にはまだ難しい」
「あるいは自分が信頼出来るインスタンスがあればそちらに移るが....あるのか?......」
ありました。末代の集いこと

mstdn.maud.io

です。実は運営者のほたさん、当時私は一方的に「高専に関わりがあり、インターネットで活動している人」と認知しており、「高専に関わってる人がインスタンスを建てている!」と内心小踊りしました。
先代校長から受けた教育ですが、自分と同じ肩書きを持つ人間は同世代で1%しかいないそうなので、一方的に親近感を抱いてしまうんですよね(本当に素晴らしい教育です)。ここにアカウントを生やす決断をするのは一瞬でした。
ここでのやりとりは刺激にあふれていて、書きつらねるのはまた難しいですが、様々な人とのコミュニケーションがあり、どれも掛け替えの無いものとなっています。

Misskeyとの出会い

末代鯖にいる間、ちょっとだけMisskeyを建てていた事があります。当時は「今時流行りのVue.js?とかいうのとりあえず動かしてみてぇ」というノリで始めたと思います。開発者のSyuiloはとてもユニークで、そのユニークさを反映したかのような機能が沢山実装されていました。
それらを自分の手で試してみたかったのです。その後しばらくmsky,jnsk.infoを建てていましたが、Misskeyコミュニティ全体でのユーザーの入れ替わりの激しさに疲れてしまって、閉じてしまいました。

自分で建てたきっかけ

末代鯖で管を巻いている内、自分でクレカも作れるようになり、「インスタンス建ててみた」系のブログを見たりして徐々に「私もインスタンスを建ててみたい!」という気持ちがムラムラと湧いてきました。
しかし今まで他の人が使うかもしれないサービスを建てるのは初めてです。勇気が必要でした。その最後の一歩はとある友人が押してくれました。今はここで管を巻いています。
mstdn.jnsk.info

これまで継続してきて

そうこうしている内にたぶんそろそろ1周年です。時間の流れはあっという間で、今の自鯖で春夏秋冬を過ごしてきた事になります。また来年も同じように、のほほんとこうやってたまにフォロイーと駄弁りながら石油ストーブが効いた温かい部屋でアドベントカレンダーを書いてポヤンとしていたいものです。

おわりに

ここまで読んでくれてありがとうございます(或いは本文を読み飛ばした方もいるかもしれません)。

明日はもりのかすみさんです。